私が最近、もっとも感銘を受けたものといえば、とある雑誌に記されていた国際的バイオリニスト・川井郁子さんの言葉。
生きてきて、いちばん感動したことは? の問いに、川井さんは間髪入れず〈子どもを授かったこと〉と、話されていました。
ひと言にいえば、普通の人じゃない。
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団といった国内外の交響楽団と多数共演、レコーディングを行い、テレビ・ラジオで、いくつものレギュラーをもつ、といえば、某国で某賞を得た、とか、こんなところで、あんな人に出会った、とか、人が驚くようなことも再三あっただろうに、〈子どもを授かったこと〉こそが、いちばん感動したことでした。
そして、生まれたときは、神様を感じ感謝した、とも。
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